学校トイレのポイント

乾式化

水で流したらきれいになったようにも感じる湿式清掃の床からは多くの菌が検出され、タイル目地へのアンモニアのしみ込みが悪臭の元凶となっています。文部科学省の「学校施設の長寿命化改修の手引」で明確に乾式化の指針が示されたこともあり、衛生性の観点から急速に乾式清掃化への移行が進んでいます。

乾式化が急がれる3つの理由

❶ 悪臭の原因は湿式清掃のアンモニア

タイルの目地部分へのしみ込みなどが原因で、湿式のアンモニア量は乾式の170倍!湿式トイレのにおいは取り切れません。目地へのしみ込みがにおいなどの元凶となっていることから、床材もタイルから長尺ビニル床シートに移行しつつありますが、適切なシート材の選定も重要なポイントとなってきています。

湿式、乾式における「におい」の比較

「某公立学校での調査(TOTO総合研究所調べ)」
2010年2月

❷ 乾式への方向転換

水を流してブラシでこすり洗いする「湿式清掃」が当たり前だった時代は終わり、衛生面やにおいの観点から、近年は改修を機に「乾式清掃」に変更される学校が急速に増えています。

乾式への方向転換

学校のトイレ研究会「2018年度全国公立小中学校アンケート調査」(2018年11~12月)

❸ 清掃の乾式化が大幅な節水に

清掃の使用水量は、湿式清掃の場合、最後に水を全体にまく作業が発生します。そのため乾式清掃の方が約36リットルも少ない水量で清掃することができ、水まきの時間も短縮できます。

清掃の乾式化が大幅な節水に