清掃・メンテナンス
清掃用具管理
トイレがきれいな学校は清掃用具が整理整頓されています。整理整頓の秘訣は「用具の指定席」を決めることです。
全国の用務主事様に聞きました。
Q.学校の清掃用具入れで困っていること
- 1位
- 清掃用具の管理が管理者によってバラつきがある
- 2位
- 清掃用具入れが狭い
- 3位
- 濡れた用具が乾きにくい
- 4位
- 清掃用具入れが暗い
用具入れの管理に困っている!
学校のトイレ研究会「小中学校用務主事アンケート調査」(2012年)・複数回答 n=54
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                 オカムラ 
 KacketⅢ(カケット3)
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                 TOTO 
 モップ掛けパネル・
 小物収納パネル
清掃用具の管理方法
清掃用具をきちんと管理しましょう
清掃用具が汚かったり、異臭がしたりすると、子どもたちは嫌がって、進んで清掃をしなくなります。まずは清掃用具を正しく保管する場所を確保し、管理しましょう。
清掃用具の「指定席」を決めましょう
清掃用具入れを完全に閉め切ると、濡れたままの清掃用具で雑菌が繁殖し、においが発生します。天井部をあける、もしくはあえて扉をつけないで、風通しをよくしましょう。また、清掃用具入れの中が暗いと、片付けが乱雑になるので、専用の照明器具をつけるとよいでしょう。フックや棚に、そこに何を置くのか、誰でも分かるようにラベルを貼りましょう。整理整頓の基本です。
清掃用具入れは密閉はせず、通風と明るさを確保

保管方法
 
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                   チリトリ 中のゴミは毎回捨て、汚れてきたら洗浄し、よく乾燥させて清潔に保つ。(フック等で吊るすと省スペースになる) 
 
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                   雑巾は場所別に分けて用意 雑巾はきれいに洗って、よく乾かしてから、しまう。 
 使用する場所ごとに雑巾の色を決めておくと使い分けが徹底できて便利。
 
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                   清掃用具の管理ポスター 誰が当番になっても、片付け方がわかるようにトイレ内の壁や用具入れ付近に貼っておくと便利。 
 
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                   身長に合わせた用具を選ぶ 子どもたちが掃除をする場合、ストレスなく作業や片付けをするためには身長に合った用具を選ぶことが大切。 
 
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                   ホウキ・モップ 穂先に残ったゴミを取り除き、きれいに洗って、風通しの良い場所で床につかないようにフックにかけるか、逆さにして保管する。 
 
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                   濡れた用具 濡れた雑巾やスポンジ、ブラシなどは、きれいに洗って風通しの良い場所で乾かす。 
 ゴム手袋は裏返して乾かす。(裏側は除菌スプレーでも可)
(資料提供:株式会社木村徳太郎商店)  
※学校や現場に合わせて管理してください。
清掃用具は正しく保管しましょう
- ホウキやモップは穂先を下にして床に直接置くと変なクセがついて使いにくくなるので、吊るすか穂先を上にして保管しましょう。
- 濡れた用具は必ず水を切ってからしまいましょう。用具入れにしまう場合は、乾くまで扉を開けておきましょう。
- 雑巾やスポンジ、ゴム手袋は、きれいに洗って、よく広げて、風通しの良い場所に干すと、乾きが早くなり、雑菌や悪臭の発生を抑えることができます。
ツールを使って適切な運用を続けましょう
掃除の手順や清掃用具、備品のチェックリストを貼る
誰が掃除当番になっても、片付け方や掃除の手順がわかるように見える場所にポスターなどを貼っておくと便利です。