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清掃・メンテナンス


定期清掃

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■学校のトイレをキレイに保つには大人のサポートが必要
学校のトイレは、児童・生徒の日常清掃が中心のため、清掃レベルにバラつきがあり、どうしても汚れが蓄積します。汚れたトイレは悪臭が発生し、不衛生です。そのため、大人の方が定期的に清掃することが欠かせません。
ここでは、大人の方対象の定期清掃方法について紹介します。
※大人とは、学校の教職員、保護者、地域の清掃ボランティアの方々を対象としています。

一般的に、清掃に費やすことのできる時間と労力は限られています。そこで、悪臭の発生源を解消することを基本にした作業STEP1と、保護者やボランティアなど多くの方の協力が得られる場合に、徹底してキレイにする作業STEP2に分けて紹介します。
まずは、STEP1の定期清掃を実施されることをおすすめします。



STEP1 トイレの悪臭を解決するための定期清掃

■まずは現状把握と計画作成、そして用具の準備をしましょう
【現状把握】
トイレが壊れていたり、詰まっていたりすると、定期清掃ができません。まず、学校内の全てのトイレがどんな状態になっているかを確認し、記録・保管しておきます。ここで発見した不具合は定期清掃とは別に、早めに修理依頼することをおすすめします。

【計画作成】
一度に全てのトイレの定期清掃をするのは大変です。そこで、少なくとも1学期に1回は全てのトイレを定期清掃できるように、担当者と時期を決めた計画を作成します。

【準備】
定期清掃に必要な道具と洗浄剤を用意します。 除菌効果のある中性タイプのトイレ洗浄剤があると、幅広く使えて便利です。また、尿石の除去には、酸性タイプのトイレ洗浄剤が必要です。


定期清掃に必要な用具 
定期清掃に必要な用具
左が専用パッド、陶器専用研磨剤、洗剤。

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STEP2 トイレをさらに快適に、長持ちさせるための清掃

1【手洗器の蓄積汚れ(黒ずみ・黄ばみ)】 専用パッドに洗剤を含ませてこすります。細かい部分は竹べらなどをあてがってこすると、汚れが落としやすくなります。

2【小便器の水垢、黒ずみ、黄ばみ】 洗剤を含ませたペーパータオルを汚れた部分に10分ほど貼り付けておいた後、陶器専用研磨剤でこすります。その後、洗剤を含ませた専用パッドなどで、こすり落とします。

3 【大便器の水垢、黒ずみ、黄ばみ】 2の作業と同じですが、水が溜まっている部分はポンプ等で水抜きしてから作業します。



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4【ガラリ・高窓】 ホコリが積もって汚れます。ブラシにぞうきんをかぶせてこすると、ホコリも飛び散りにくく、汚れを取り除けます。

5【換気扇】 回転翼にはホコリが溜まります。取り外せるものは取り外し、洗剤を含ませたスポンジなどでこすります。モーター部分は水をかけないように、乾いたブラシやぞうきんを使用し、ホコリを拭き取ります。

6【タイル壁面】 ホコリや汚れが付着します。水を含ませたぞうきんやスポンジで拭き取り、その後、乾いたぞうきんで湿気をよく拭き取ります。

7【間仕切り(パーティション)】 上部の笠木(レール)は凹カットになっている場合が多く、ホコリやゴミが溜まります。ブラシなどを用いてきれいに取り除きます。 基本的には水をかけてはいけません。ぞうきんでホコリや汚れを拭き取ります。汚れが落ちない場合は専用パッドに洗剤を含ませ、こすります。最後に乾いたぞうきんで洗剤や湿気をしっかり拭き取ります。

8【窓ガラス、サッシ部(窓枠)】 外部のホコリが付着します。小さめのブラシ(歯ブラシなど)でサッシ枠の汚れを取り、ぞうきんでガラス部を拭き上げます。汚れが落ちにくいときは、ブラシやぞうきんに洗剤を含ませ、こすります。洗剤が残らないよう、しっかり水ですすいで、その後、乾いたぞうきんで拭きます。

9【照明器具】 蛍光灯や反射板が汚れていると明るさも半減します。蛍光灯を取り外し、ぞうきんで汚れを拭き取ります。反射板は水を含ませたぞうきんやスポンジで汚れを落とし、その後、乾いたきれいなぞうきんで拭きます。

10【床面、小便器下のステップ部や大便器まわり】 床面には尿がこぼれたり飛び散ったり、また靴底などからの汚れが付着しやすいところです。洗剤を含ませたブラシや専用パッドでしっかりこすり、その後、水で洗い流すか、乾いたぞうきんで拭きます。

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